床ワックスで日本一売れている「リンレイオール」。イカがワックスをかけている斬新なテレビCMを見たことがある方もいると思います。
ワックスの中ではリーズナブルですが、実は価格以上の性能があります。
- 耐久期間は6ケ月
- 幅広い床材に使える
- 密着性が良く、UV塗装床にも使える
- 値段の割にツヤが高い
UV塗装とは、フロアコーティングの一種で、一般的なワックスでは密着性が悪くキレイに塗れないものが多いです。
実際に使った感想や、光沢感などの性能はどうなのか?検証しました。
下記はCM動画です。
- 初めてボトルに入った液体タイプを使う方
- とにかく安く済ませたい方
- 広い面積に塗りたい方
- コスパがいいワックスを選びたい方
リンレイオールの特徴
どんなワックスなのか?簡単にまとめると
リンレイオールのメリット・デメリット
写真は重ね塗り(3回)の比較です。左側は塗っていません。
- 1㎡あたり約5円と、コスパが良い
- UVコーティングされた床にも使用できる
- アクリル樹脂で初心者でも失敗しにくい
- 水やペットの尿に弱い
- 耐久期間は6ケ月とやや短め
フロアコーティングの一種で、一般的なワックスでは密着性が悪く部分的に剥がれることがあります。
商品の詳細(耐久期間・使えるところ)
商品名 | リンレイオール |
---|---|
容量 | 500ml・1L ・4L・18L |
使える面積 | 約30畳・約60畳・約240畳・約1,080畳 |
成分 | 合成樹脂(アクリル樹脂)、水 |
使える素材 | フローリング床(表面加工された床) ビニール製の床、UV塗装床 ワックスフリー床 |
使えない素材 | 油加工の床(オイルステイン・ロウ仕上げ) 塗装されていない床・ウルシ等特殊な床 ロウタイプのワックスが塗られた床 土足で歩く床、石床 |
光沢度 | |
耐久期間 | 6ケ月 |
滑りにくさ | |
使いやすさ | |
価格 | 637円(Amazon価格) |
リンク |
Amazon
楽天 Yahoo |
塗れる床には、UV塗装(UVコーティング)や床暖房にも対応しています。
床暖房の床に塗る場合は、電源を切って表面が冷たくなってから使用しないと塗りムラができます。
リンレイオールには業務用やシートタイプもある
リンレイオール業務用タイプ
幼稚園・保育園などの施設に使う場合に、18L入っている業務用サイズがおすすめです。
以前まで18Lの容器は「缶」に入っていましたが、リニューアル後はダンボールに入ったタイプに変わっています。
一部ネットでは缶のタイプも販売されており(2023年2月12日時点)価格はダンボールの方が1,000円ほど安いです。
ダンボールのタイプでは、箱の中に分厚い袋にワックスが入っており、コックが付いているのでワックスを出す際に便利です。(蛇口のようになっているので力が無くても簡単にワックスを出せます)
缶のタイプは丈夫で持ち運びに適しています。メーカーでの生産は終了しているようなので、卸売業者の在庫が無くなり次第ダンボールタイプのみになります。
オール床ワックスシート
初心者向けに開発されたシートタイプのワックスで、始めからシートにリンレイオールが染み込んでいるのでワイパーに付ければそのままワックスがけが出来ます。
1枚で約6畳分使えて、個包装になっているので保管しやすいです。
【レビュー】リンレイオールを試した感想
使いやすさ
注ぎ口の形状とワックス液の様子です。
少量づつワックスを出す場合には、ボトルのキャップ部分に液体が溜まりやすく、閉める際にキャップのふちに付いたワックスが飛ぶ可能性があるためご注意ください。
液体は乳白色で、アクリル樹脂と水で作られていることもありサラサラです。
初心者でも塗りムラになりにくくて、使いやすいです。
塗った際にうっすらと白くなる原因は、ワックスの膜が厚くなったことで起きます。乾く前に上から数回塗り直して厚みを整えることで対処できます。
光沢度は「71点」使用前後で比較(3回塗り)
塗っていない場合(左)と、3回塗った場合(右)の比較です。※あえて光の反射が弱い角度で撮影しています。
ボトル本体の下側部分の影が反射しました。
下記は光の反射が良い角度で撮影した写真です。
光の反射が良い場合は分かりやすいです。ワックスの中での光沢度は「中の上」です。
木の質感が残る、落ち着いた感じの光沢です。
塗る前の写真
リンレイオールを塗って1回目の使用前後
右側を1回塗って乾いた後の写真になります。
一回塗るだけでうっすらと反射しています。
リンレイオールを塗って2回目の使用前後
一回目以上に、反射したボトルの輪郭がはっきりしています。
リンレイオールを塗ると「やや滑りにくくなる」
板を傾けて、黒いスポンジが滑り始めた角度が何度になるか?検証しました。
何も塗っていない面は27度の角度で滑り始めます。対して、3回重ね塗りした面は34度で滑りました。
回数ごとの滑り始めた角度は以下のようになりました。
- 塗っていない状態→27度
- 1回目塗った後→32度
- 2回目塗った後→33度
- 3回目塗った後→34度
リンレイオールの使い方(塗り方)
初めてワックス塗る(2度塗り)場合の5ステップです。
ウエットシートでの掃除後は完全に乾燥するまで待ちます。乾燥する前に塗ると、洗浄成分により塗りムラが出来てしまいます。
部屋の端から、木目に沿ってワックスを塗ります。
塗る際は、専用のモップが塗りやすく、1回で塗れる範囲も広いので作業効率も上がります。ワックスを注ぐ専用のトレーも便利です。
塗り漏れがあった場合は乾燥するまで待ち、2回目の時に塗ります。
季節や天候によって乾燥時間が変わります。
1回目に塗った時と同様に再度塗ります。
3回以降になると、塗る感覚が変わってきます。1,2回目と比べワイパーの抵抗が無くなり軽く感じます。
【口コミ】使った人の評価は?
口コミでの評価をまとめると
- コスパがよくて床がキレイになる
- 塗った後の匂いが気になる
- 使いやすい
このような意見がありました。
評価件数が1,000件以上あり、高評価な口コミが大半を占めています。
マイナスの口コミ
ワックスとしては塗りやすく、ツヤも出て、価格も安いです。ただ、コロナ禍でアルコールを多用する時代になり、このワックスを使用した場所にアルコールをかけると、真っ白に変色して剥がすのがとても大変です
引用:Amazon
少しの引っかきで剥がれます。白い粉を拭いた感じになるので、剥げた所も分かります。また、水滴を放置すると白くなりますので、床に水滴が落ちる事が多い場所では、あまり適さないかもです。
引用:Amazon
マイナスの口コミには、主に床ワックスに関してのデメリットについての評価で、商品自体のマイナス評価は少数でした。
プラスの口コミ
とにかくとても手軽に床ワックスが出来ます。最初は少しワックス特有の臭いがありますが、ワックスが乾くと臭いも無くなります。輝きも良く、手軽なので定期的に床ワックスをすれば、全く問題はありません。
引用:Amazon
適当にやった割にはキレイ効果長持ち。4ヶ月が経過してもなおテカリは残る。最大の効果はもしかしたら汚れが付きにくくなること。
引用:Amazon
光沢感を出す方法
ワックスは重ね塗りするたびに光沢度が増します。また被膜も長持ちし、よりキズが付きにくくなります。目安は3回前後です。(5回も塗れば十分な効果が得られます)
まとめ:コスパが良く、初心者にも使いやすい
デメリットはややワックス臭が残りやすいため、塗った後に2~3時間換気すれば気にならなくなります。
安価なワックスの中でも光沢度は高く、コスパがいいです。
特徴は
- フローリングやクッションフロアに使える
- 床暖房やUV塗装・ワックスフリー床に使える
- 1㎡あたり約5円と安い
- アクリル樹脂と水で作られており、塗りやすい
容量のバリエーションが豊富なので、塗る面積に合わせて選べるのもオススメです。