約7,700種類もの床材を調べて作られた、商品名の通り「フローリング床専用」のワックスです。
人がフローリングで歩く際のグリップ性能や見た目の光沢感など、一番最適になるような性能に調整されています。
耐久期間が1年あって、そこそこのツヤで十分。あまりピカピカにしたくない方におすすめです。
フローリング専用ワックスの特徴
- 適度な光沢度(ギラギラし過ぎない)
- フローリングの木の風合いを活かす
- 耐水性が高く、水に濡れても白くなりにくい
- シックハウス対応(JFPA F☆☆☆☆ 取得
- UV塗装にも塗れる
- 歩行時の耐摩耗性が高い(長持ちする)
- 床暖房にも対応
最も売れている「リンレイ オール(6ケ月耐久)」よりも性能が高いです。1㎡あたり約15円以下なので後々のことを考えると断然おすすめです。
【リンレイ】フローリング専用ワックスの特徴
- メリット、デメリット
- 商品の詳細(使える部分など)
フローリング専用ワックスのメリット・デメリット
写真は重ね塗り(3回)の比較です。左側は塗っていません。
- 1㎡あたりの単価は15円以下と安い
- 一般的なワックスでは塗れないワックスフリーやUV塗装面に対応
- 塗り広げやすいので初心者にも安心して使える
- 耐水性があり、床が白くなりにくい
- フローリングにしか使えない(クッションフロアは不可)
幅広いフローリングに使える(密着する)性能にするために特化しているので、床材は「フローリング」しか対応しておりません。
商品の詳細(耐久期間・使えるところ)
商品名 | フローリング専用ワックス |
---|---|
容量 | 500ml・1L・4L |
使える面積 | 約30畳・約60畳・約240畳 |
成分 | 合成樹脂、水 (アクリル・ウレタン樹脂) |
使える素材 | フローリング床(表面加工された床) ビニール床、UV塗装床 ワックスフリー床 |
使えない素材 | 油加工の床 (オイルステイン・ロウ仕上げ) 塗装されていない床 ウルシ等特殊な床 ロウワックスが塗られた床 土足で歩く床、石床 |
光沢度 | |
耐久期間 | 1年 |
滑りにくさ | |
使いやすさ | |
価格 | 1,391円(Amazon価格) |
リンク |
Amazon
楽天 Yahoo |
床暖房の床に塗る場合は、電源を切って表面が冷たくなってから使用しないと塗りムラができます。
【レビュー】フローリング専用ワックスを試した感想
使いやすさ
注ぎ口の形状とワックス液の様子です。
キャップ部分はこぼれにくくなっていますが、少量づつワックスを出すとふちの部分にワックスが溜まりやすいです。
液体は乳白色で、アクリル樹脂に加えて、ウレタン樹脂が入っているのですが、サラサラで塗りやすいです。
初心者でも塗りムラになりにくくて、使いやすいです。
塗った際にうっすらと白くなる原因は、ワックスの膜が厚くなったことで起きます。乾く前に上から数回塗り直して厚みを整えることで対処できます。
光沢度は「75点」使用前後(1~3回重ね塗りした結果)
塗っていない場合(左)と、3回塗った場合(右)の比較です。※あえて光の反射が弱い角度で撮影しています。
ボトル本体の下半分が反射して見えるようなツヤがでます。
光沢度は高すぎず、低すぎず落ち着いたツヤです。
下記は光の反射が良い角度で撮影した写真です。木の質感はしっかり残ります。
光の反射が良い場合は分かりやすいです。ワックスの中で光沢度は「上の下」です。
塗る前の写真
フローリング専用ワックスを塗って1回目の使用前後
右側を1回塗って乾いた後の写真になります。
一回塗ると、うっすらと反射しています。
フローリング専用ワックスを塗って2回目の使用前後
1回目よりも輪郭がはっきりしてきました。
「このくらいの光沢は物足りない」、とにかくツヤを出したい方には「スーパーグロス」がおすすめです。
重ね塗り2回目までは滑りやすくなる「3回目で塗る前と同じ程度」
板を傾けて、スポンジが滑り始めた角度が何度になるか?検証しました。
何も塗っていない面は27度の角度で滑り始めます。対して、3回重ね塗りした面は28度で滑りました。
回数ごとの滑り始めた角度は以下のようになりました。
- 塗っていない状態→27度
- 1回目塗った後→29度
- 2回目塗った後→31度
- 3回目塗った後→34度
滑り止め効果は、中程度です。
滑り止め(ペット用ワックス)が知りたい場合は「【ペット用床ワックス】滑り止め効果№1は?8品を徹底比較!」をご覧ください。
耐水性能が高く、白くなりにくい(水を垂らして1時間放置)
水を垂らして1時間放置してみました。1時間前と比べても全く変わりませんでした。
また、ワックスを塗っていない面と比べると水が玉になっており、やや弾いているような状態です。
拭き取った後を見ましたが、まったく変わらず。
耐久期間が長いタイプや、光沢度が高いワックスは白くなりやすい傾向があります。
拭き取る際に「ゴシゴシ」と力を入れて擦ると、ワックスが剥がれてしまうことがあるので注意してね。
一度床が白くなると完全に元に戻すことができない場合があります。完全に戻す方法は部分的にワックスを剥がす必要があります。
リンレイオールの使い方(塗り方)
初めてワックス塗る(2度塗り)場合の5ステップです。
ウエットシートでの掃除後は完全に乾燥するまで待ちます。乾燥する前に塗ると、洗浄成分により塗りムラが出来てしまいます。
部屋の端から、木目に沿ってワックスを塗ります。
塗る際は、専用のモップが塗りやすく、1回で塗れる範囲も広いので作業効率も上がります。ワックスを注ぐ専用のトレーも便利です。
塗り漏れがあった場合は乾燥するまで待ち、2回目の時に塗ります。
季節や天候によって乾燥時間が変わります。
1回目に塗った時と同様に再度塗ります。
3回以降になると、塗る感覚が変わってきます。1,2回目と比べワイパーの抵抗が無くなり軽く感じます。
【口コミ】使った人の評価は?
評価が高く、マイナスの口コミは少なかったです。
マイナスの口コミ
マイナス評価には「滑りやすくなった」というコメントが多く見られました。
正しく使えば滑りにくくなります。
滑りやすくなる原因は2つです。
- 塗る際や普段の掃除に化学ぞうきんを使っている
- 初めての時に重ね塗りをおこなっていない
間違った使い方をすると滑りやすくなることがあります。
おおむね満足なのですが残念なことにこのワックスは「すべりにくい」の説明を見落としてしまっため家具をスムーズに移動できるよう、足の底等にフェルトを貼っていたのですがほとんどすべらず移動に苦労しています。もちろんすべらない製品を探している方にはぴったりだと思います。
引用:Amazon
フローリングで犬が滑らないようにと思い購入しましたが、つるんつるんでよく滑る。
引用:Amazon
滑りにくくなると言う説明文があったので購入しましたが、ペットだけでなく人間も滑りまくりで危ない⚠買わなきゃ良かった
引用:Amazon
ペット用の滑り止めワックスではないので、「滑り止め効果」を目的にする場合は物足りないのは当然です。
プラスの口コミ
耐久性(1年)、対水性、対傷目立ち、塗りやすさと、全てに過不足無い高いウレタン系も使ってみたが、傷が目立ちやすかったり満足出来なかった回り回って、コレが1番良かった。
引用:Amazon
使用前、使用後は見た目でも凄いピカピカになっているのがわかります。使い方も簡単で、少量でもとても伸びて広範囲に使用出来て良いです。半年程はピカピカ状態が続いているので経済的にも良いと思います。必ずフローリングを綺麗にした状態で使用するのがポイントだと思います。
引用:Amazon
同じリンレイさんの黄色いボトルのものよりこちらの方が明らかにツヤピカになります。値段はこちらの方が少々高いですが艶が全然違うので、ツヤピカ感を求めるなら断然こちらの方をお勧めします。
引用:Amazon
まとめ:安いワックスを使うならワンランク上のフローリング専用がおすすめ
全体的に性能が高いワックスです。
特に耐水性が高いので塗れた洗濯物が床に置きっぱなし、ペットが飲んだ時に飛び散った水滴など、長時間水に濡れて放置していても床が白くなりにくい点はおすすめです。
デメリットはフローリングにしか使えないことです。
フローリングに最適な「自然なツヤ」と、「人が歩きやすいと感じる滑りにくさ」になるように調整されていることもあり、スリップ感がちょうど良く、歩きやすくなります。
耐久期間が1年あり、落ち着いたツヤがいい場合は満足できるワックスです。