スタイルコートには「ダーク・ライト」の2種類あり、効果や使用する目的が異なります。
ダークの場合、シックな濃い色のフローリング用としてパッケージには書かれていますが、明るい色のフローリングに使用できます。
メーカー公式HPでは次のように記載されています。
濃色フローリングの悩み
「イスの引きずりキズや、細かなスリキズが目立ちやすい」スタイルコートダークの効果
引用: 「細かいキズを補修して目立ちにくくし、新しいキズを防ぐ効果」公式HP商品ページ
細かなキズの補修とは、キズそのものを治すわけではありません。
表面が凸凹した部分にワックスの膜で埋めることによって目立ちにくくすることを指します。ワックス本来の効果ですので他のワックスでも近い効果は得られます。
実際に使った感想でどのような場合に向いているか?
簡単にまとめると下記の4つです。
- ツヤをあまり出したくない
- 自宅のフローリングの種類が分からない
- 細かいスリキズが気になる
- 寝室や書斎など落ち着きたい場所に
【リンレイ】スタイルコートダークの特徴
特徴は4つです。
- フローリング専用。クッションフロアには使用不可。
- 光沢度は中の下、程度。
- 耐久期間は1年
- UV塗装・ワックスフリー床に対応
上記以外で、メリット・デメリット、商品の詳細(使える部分など)ご紹介します。
スタイルコートダークのメリット・デメリット
写真は重ね塗り(3回)の比較です。左側は塗っていません。
- 一般的なワックスでは塗れないワックスフリーやUV塗装面に対応
- 耐久期間は1年
- フローリング以外には使えない
- 滑り止め効果は無い
商品の詳細(耐久期間・使えるところ)
商品名 | スタイルコートダーク |
---|---|
容量 | 500ml・1L |
使える面積 | 約30畳・約60畳 |
成分 | 合成樹脂、水 (アクリル・ウレタン樹脂) |
使える素材 | フローリング床 (表面加工された床) ワックスフリー床 UV塗装床 |
使えない素材 | ビニール床 油加工の床 (オイルステイン・ロウ仕上げ) 塗装されていない床 ウルシ等特殊な床 ロウワックスが塗られた床 土足で歩く床、石床 |
光沢度 | |
耐久期間 | 1年 |
滑りにくさ | |
使いやすさ | |
価格 | 1,855円(Amazon価格) |
リンク |
Amazon
楽天 Yahoo |
床暖房の床に塗る場合は、電源を切って表面が冷たくなってから使用しないと塗りムラができます。
【レビュー】スタイルコートダークを試した感想
使いやすさ
注ぎ口の形状とワックス液の様子です。
キャップ部分はこぼれにくくなっていますが、少量づつワックスを出すとふちの部分にワックスが溜まりやすいです。
液体は乳白色で、アクリル樹脂とウレタン樹脂が入っています。
ウレタン樹脂の量が少ないせいか、ウレタン樹脂が多く含まれたワックスと比べてサラサラの液体のため、初心者でも塗りやすいです。
光沢度は「42点」使用前後(1~3回重ね塗りした結果)
塗っていない場合(左)と、3回塗った場合(右)の比較です。※あえて光の反射が弱い角度で撮影しています。
若干反射している程度の光沢感です。
光の反射が無いところで見るとワックスを塗ったかは気づきにくいです。
下記は光の反射が良い角度で撮影した写真です。
明かりの真下で撮影するとツヤが出ているのが分かります。光沢度は「中の下」です。
光沢度が低いからこそ、キズや汚れが目立ちにくいです。シックな床だけでなく明るい床も同様の効果があります。
塗る前の写真
スタイルコートダークを塗って1回目の使用前後
右側を1回塗って乾いた後の写真になります。
ほとんど変化なしです。明かりの下で見るとややツヤが出たのかな?程度です。
スタイルコートダークを塗って2回目の使用前後
1回目と同様にほとんど変化なしです。
スタイルコートダーク以上に、ツヤを出したくない場合には「フローリング専用ワックスつやなし」がおすすめです。
塗り重ねるほどサラサラになっていく
板を傾けて、黒いスポンジが滑り始めた角度が何度になるか?検証しました。
何も塗っていない面は27度の角度で滑り始めます。対して、3回重ね塗りした面は26度で滑りました。
回数ごとの滑り始めた角度は以下のようになりました。
- 塗っていない状態→27度
- 1回目塗った後→29度
- 2回目塗った後→27度
- 3回目塗った後→26度
耐水性能が高く、白くなりにくい(水を垂らして1時間放置)
水を垂らして1時間放置してみました。放置すると若干白く濁って見えます。
拭き取った後を見ると、やや白くなっているのがわかります。
耐水性は高くありませんが、平均的なレベルです。耐水性が低い物はさらにくっきりと白く見えます。
拭き取る際に「ゴシゴシ」と力を入れて擦ると、ワックスが剥がれてしまうことがあるので注意してね。
一度床が白くなると完全に元に戻すことができない場合があります。完全に戻す方法は部分的にワックスを剥がす必要があります。
【口コミ】使った人の評価は?
マイナスの評価は非常に少なく、良い評価がほとんどでした。
マイナスの口コミ
やはり通常のWAXよりも専用色用だけあって光沢具合が違う。毎年1度は、必ず施工するようにしている。やるとやらないとではフローリングの耐久性にも違いが出てくるので自宅を労わる意味で大事な事だと思う。但し、年間1回では光沢具合が持続しないのと、水滴等が落ちた場所は、跡になるケースがあるので、そのあたりの改善はして欲しい
引用:Amazon
プラスの口コミ
モップの先に雑巾を付けて使用しましたが、ワックスの乗りが良く均一に塗りやすかったです。以前から使用していたのですが、1年間はワックスが効いているとは思いますが半年ほどで輝きがあせてくるので、年に2回塗れば良いのではと思います。
引用:Amazon
ワックスフリー床材なのですが傷が目立ちはじめたので。良くも悪くもツヤはでます。品のあるツヤで、かえって木目のキレイさがきわ立ちました。小傷は隠れますが、大きめのものは無理です。ただ全体的にツヤが出た事で目につきにくくなりました。あと表面がサラッとツルッとなったので、ホコリが取りやすくなった気がします。
引用:Amazon
まとめ:耐水性能が優れ、ワックスフリー床対応
㎡あたりの金額は、約18円(Amazon価格)とワックスの中で安い部類になります。またワックスフリー床対応で、耐久期間は1年と実はコスパが良い商品です。
耐水性と滑り止め効果は気にせず、落ち着いた光沢感がいい場合には最適です。
最後に特徴をまとめると下記の4つです。
- フローリング専用。クッションフロアには使用不可。
- 光沢度は中の下、程度。
- 耐久期間は1年
- UV塗装・ワックスフリー床に対応
明るい床でも「光沢度が低い分キズが目立ちにくい」効果は同様に得られます。