日頃何気なく床掃除で使っているウエットシート。
すぐに乾いたり、思ったほど汚れが取れなかったりしませんか?
掃除途中にシートの付け替えって地味に手間がかかってめんどくさいですよね。
本記事で紹介している「オール床クリーナーシート」はワックスを塗る前の床掃除に最適なお掃除シートですが、普段の床掃除にも使えます。
これまでに100種類以上の床ワックスに関するアイテムを使ってきたマニア。使い方や商品の違いなど、初心者の方にも分かりやすく解説しています。ワックスに関する知識は日本一かも?
オール床クリーナーシートは洗浄力が高く、一般的なウエットシートよりも保水性が高いので、一枚で広い範囲を掃除できます。
15帖ほどのリビングなら1枚で十分に掃除できます。
使用後はキッチン周りに飛び散った油や、湿気が高い季節の床のベタベタ感は無くなり、サラサラでさっぱりします。
500円程度で購入できるので一度お試しください。
オール床クリーナーシートの特徴
下記2点は特に優れています。
- たっぷりと洗浄液を染み込んだ保水力
- 皮脂汚れなどの油分を拭き取る洗浄力
箱から出すとジッパー付きの丈夫な袋に入っています。
袋の中には洗浄液がたっぷりと染み込んだシートが半分に折られて8枚入っています。
ウエットテッシュなど、テープで止めるものとは違ってジッパーを閉じておけば長期間放置しても乾燥しないのはありがたいです。
下記は仕様をまとめたものです。
品名 | オール床クリーナーシート |
---|---|
枚数 | 8枚入り |
1枚あたりの使用範囲 | 約15畳分 (8枚で約120畳分) |
使える床 | フローリング ビニール製の床 |
使えない床 | 塗装されていない床 (無垢材や白木の床) 特殊な床 (ウルシ・鏡面仕上げ・フッ素加工床) |
対象のワイパー | 市販の掃除用ワイパー対応 |
価格 | 500円程度 |
リンク |
Amazon
楽天 Yahoo |
オール床クリーナーシートは保水性抜群
保水性。つまりシートにどれだけの液体が染み込んでいるか?
実際にシートを手で絞って量ってみました。
比較した商品は、ツルハドラッグで売られているプライベートブランドのワックスシートです。
下の写真の通り、シートの重さは17gです。
絞って出た液体の量は11gでした。
対して、オール床クリーナーシートの場合。
シートの重さは54g(約3倍)
3層構造の特殊な造りのシートなので、全て絞り出せず…。
シートには少し水分が残っていたので、全て絞り出せたわけではないですが約40gの洗浄液が染み込んでました。
液量では約4倍もシートに染み込まれているので、単純に4倍の面積に使えます。
オール床クリーナーの使い道
使い道は3つです。
- 普段の掃除に使う
- ワックスがけの前に使う
- 剥離作業の最終仕上げに使う
液剤はオール床クリーナー(剥離剤)を希釈したものが入っています。他のシートには入っていない剥離成分と、弱アルカリの液性で油分を溶かします。
洗浄力・保水性があるので床掃除が時短になる
保水性があるため、初めて使うと一般的なウエットシートに比べるとウエット感が長く感じます。
シートを絞ると床にボタボタこぼれるほどの洗浄液が染み込まれていますが、袋から取り出す際やワイパーの先端に付ける際に水滴はほとんど垂れない特殊な3層設計です。
1枚でおよそ15畳の広さに使えますので、一般的なリビングの場合はシートを交換せずに一枚で掃除しきれます。
ワックスがけの前に使って仕上がりを良くする
床ワックスが塗りムラになる原因の1つで、皮脂汚れ(油分)が残っているとワックスが密着しないことがあります。
一般的なウエットシートを使うと油分が残りやすく、密着不良を起こし失敗することも…
オール床クリーナーシートは洗浄力が高く、油分を拭き残しにくいのでワックスを塗る前の掃除に最適です。
剥離作業の仕上げに使って剥離剤を取り除く
剥離剤でワックスを剥がした後には、ぞうきんで水拭きを何度か繰り返します。
水拭をしっかりしないと、溶けたワックス膜と剥離剤が固まって乾燥後は床がベタベタします。
丁寧にやっても拭き取り不足により起こりやすいため、剥離成分が入っているオール床クリーナーシートを拭き上げの最終工程で使うのがおすすめです。
洗浄成分によって、剥がれたワックス膜と剥離剤を一緒にかき取れます。
使用感をレビュー。デメリットもある。
保水力はウエットシートの中で1番です。
洗浄力も高いので油分がついた箇所には最適で、使用後は床がサラサラになり、肌触りが良くなります。
性能は満足ですが、デメリットもあります。
- 保水力がありすぎる
- 乾燥までの時間がかかる
始めからゴシゴシと力を入れるとシートから漏れにくいとはいえ、液が流れやすいため始めは力を入れずに拭く必要があります。
またシートに十分な洗浄液が残っている状態で、何度も同じ部分をゴシゴシすると空気のような泡が発生します。
ウエット感が少なくなってきたと感じたタイミングでゴシゴシすると丁度良いと思います。
通常のウエットシートよりも乾燥時間が長く、乾くまで5分程度は待つ必要があります。
口コミ(良い評価がほとんど)
- 汚れが落ちやすいか?
- 吸水力に満足か?
上記2点で差がありました。
感覚的なことなので、求める性能や評価が厳しい場合はマイナスのコメントも一部ありました。
マイナスの口コミ
軽く動かして濡れたのは一畳位だけで、あとは強くゴシゴシしないと湿り気もなく拭いたのがわからない程だった。手で触っても湿っているのがわかる程度。汚れも取れるのもあり取れないのもあり。ツヤは少しでているのでキレイになった気はする。結局約18畳を拭くのに2枚使った。
引用:Amazon
軽い汚れは落ちますが、皮脂とかが含んだ汚れは落ちにくいです。根気よく、手で擦れば、ある程度は落ちました!
引用:Amazon
ガチガチに固まった汚れは、すんなり落とせるわけではありませんのでマイナスの口コミも理解できます。
ガチガチに固まった汚れは、先にお湯(熱すぎない40℃程度)を部分的に垂らして、ふやかしておくと取れやすいです。※長時間放置すると床材の隙間から染み込み音鳴りの原因になることがありますので3~5分程度が目安です。
プラスの口コミ
たっぷり液がしみこんでいて、1枚でかなりの広さいけました。汚れ落ちも良いと思います。
引用:Amazon
説明書きには軽く拭くだけと書いては有ったけど、こびりついた汚れを落としたかったのでゴシゴシ擦ってみたら結構落ちたので、あと数回やればほとんど落ちそうかな。軽く拭くだけなら一枚でワンフロアー(12畳程度)行けたのでまずまず期待通りだった。
引用:Amazon
汚れが良く落ちてリーズナブルの商品です、アパートの空き室の清掃に大変重宝しています。購入して大正解の商品でした。
引用:Amazon
Amazonの口コミを見ると、全体の約8割は好評でした。
- 洗浄液がたっぷりと染み込んでいる
- 汚れがよく落ちる
- 広い範囲を掃除できた
上記のような評価がほとんどです。
まとめ:保水性が高く、普段の掃除に最適
一般的なウエットシートと比べると、保水力は圧倒的でした。
床ワックスを塗る前に最適なウエットシートですが、性能が高いので普段使いにも活躍します。
生後半年~3歳くらいの子供がいる家庭には特に最適です。
ご飯やお菓子を食べこぼして、床に落ちることもほぼ毎日で後で拭き掃除しようと思っていても忘れがちで気づいたときにはカチカチに固まっていたり……。
ハンバーグなど油の付いたおかずを床に落ちて油が残りやすかったり、と大変です。
油分を拭き取る力は優れているので、是非一度お試しください。