ハウスクリーニング業者にワックスがけを依頼するメリットとデメリット

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ワックスがけは床を保護し(キズ・汚れから守る)床材の耐久性を高めるためのメンテナンス方法ですが、自分で行うのは手間がかかり、失敗することもあります。

そのため忙しい方・初心者の方は業者に依頼するのも1つの手段です。

プロが施工するので、キレイに仕上がり満足できます。

ただし自身でやるよりも費用がかかり、スケジュール調整が必要など、デメリットもあります。

筆者のプロフィール

これまでに100種類以上の床ワックスに関するアイテムを使ってきたマニア。使い方や商品の違いなど、初心者の方にも分かりやすく解説しています。ワックスに関する知識は日本一かも?

この記事では、ハウスクリーニング業者にワックスがけを依頼するメリットとデメリットについて詳しく解説します。

目次

ワックスがけの基本知識

ワックスがけとは?

床の表面にワックスの膜を作ることで、汚れやキズから保護するだけでなく、ツヤ(光沢)を与える作業です。

天然の蜜蝋を主成分としたロウタイプや、合成樹脂を主成分とした樹脂タイプの2種類あります。

使用する素材に合わせて、適切なものを選ぶ必要があります。

ワックスの効果とは?

床ワックスによって得られる効果は4つです。

  1. 床にキズ・汚れがつきにくい
  2. ツヤが出てピカピカになる
  3. 汚れが取れやすくなる
  4. 滑りにくくなる

使い続ければフローリング材がキレイな状態が維持でき、床材の寿命を延ばせます。

ワックスがけを業者に依頼するメリット

メリットは4つあります。

  • 仕上がりがキレイ
  • 塗り方やメンテナンス方法を教えてくれる
  • 手間と時間がかからない
  • 手間のかかる床洗浄・剥離作業しなくてよい

仕上がりがキレイ

床の素材に合った正しいワックスを選定し、専用の道具を使用して高品質に仕上げてくれます。

大半の業者はワックスがけと、塗る前の床洗浄がセットになった料金設定です。

プロ用の洗剤を使って汚れを取るので、素人では中々落とせない黒ずみ汚れなどをキレイにしてからワックスを塗るため、よりキレイになります。

塗り方やメンテナンス方法を教えてくれる

ワックスを使ったことがない方に塗り方や、普段のメンテンナス方法を教えてくれる業者もあります。

今まで使ったことがなくて、失敗するかも…と不安な方は、今後の参考になると思います。

手間と時間がかからない

作業中の外出は基本的にできませんが、自身でおこなう代わりに床洗浄・ワックスがけをする時間は他のことに費やせます。

依頼する範囲にもよりますが、作業時間は6畳(1部屋)で2時間前後かかります。

床全面ともなると、半日以上かかることもあります。

手間のかかる床洗浄・剥離作業しなくてよい

掃除機でほこりを吸い取り、拭き掃除をする。だけでは油分などのワックスを弾く原因となる汚れが残っています。

油分が残っていると、ワックスを弾いてしまい失敗することがあります。

中性の洗剤で油分を完全に拭き取り、目視では気づきにくい細かな汚れを取るために、床全面に洗剤で掃除する必要があります。

ワックスの仕上がりに左右する大事な工程なので、しっかりやると本来は大変な作業です。

剥離作業も同様で、床洗浄以上に手間と時間がかかるため、業者に依頼することがベストです。

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ハウスクリーニング業者に頼むデメリット

デメリットは5つです。

  • 費用がかかる
  • 別途費用が必要
  • 他人が家に入る
  • 作業日時の調整が必要
  • 選べるワックスの種類が少ない・又はない

費用がかかる

ワックスがけを自身でおこなう場合は、6帖あたり600円~1,200円程度でできます。

同じ面積を業者に依頼すると10,000円程必要になります。

注文時の施工面積は6帖(約10㎡)からの業者がほとんどです。

別途費用が必要

施工費用以外に、現地調査時の出張費・駐車場代が追加で必要な場合があります。

また、特殊な床材や使用するワックスの種類によって費用が変わることも。

他人が家に入る

他人が家の中にはいるため、抵抗を感じる方も居ると思います。

当日の作業時間は6畳で約2時間前後かかります。

※中には女性スタッフに希望できる業者もあります。

作業日時の調整が必要

予約状況に合わせて自身とのスケジュールを調整して、作業日程を決める必要があります。

繁忙期によって異なりますが、依頼後から施工までに1週間ほどかかります。

スケジュールが合わないと、2週間以上待つ場合も。

別途料金を払うことで、当日や3日以内に対応してくれる業者もあります。

選べるワックスの種類が少ない

ホームセンターなどで販売されている市販のワックスは目的に合わせて性能も様々あります。

対して、業者の使用するワックスは種類が少なく3~5種類の中から選ぶ、もしくは選べないことも…

ワックス効果は1年のタイプがほとんどです。

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ハウスクリーニング業者の選び方

下記はハウスクリーニングの業者を選ぶ際のポイントです。

  • 口コミや評価を調査する
  • 実績件数を確認
  • 損害保険の有無を確認
  • サービス内容と料金を比較
  • スタッフの教育・研修制度を確認
  • カスタマーサービスとコミュニケーション能力を確認

口コミや評価を確認

ホームページ上では良い感じに思ったのに、依頼してガッカリ。

ということがないためにも、口コミや評価のチェックは重要です。

実績件数を確認

業者の経験や実績は、信頼性と専門知識の目安になります。

業界で長年の実績を持つ業者や、資格や認定を持つ業者を選ぶことで、高品質なサービスを期待できます。

注意点

実績件数はハウスクリーニング内容全て(エアコン洗浄・浴室清掃等)を含んでいるため、あくまでも目安として検討ください。

資格や損害保険の有無を確認

ハウスクリーニング業者は適切な資格や損害保険に加入しているかが重要です。

資格は法的な要件を満たしていることを示し、損害保険は万が一の事故や損害に備えています。

ホームページに記載されていない業者には事前に確認しましょう。

サービス内容と料金を比較

サービス内容や料金を複数の業者で比較しましょう。

ワックスがけに特化した業者やセットプランでお得にクリーニングできる業者など、自分のニーズに合った業者を選ぶことが重要です。

料金は見積もりを複数取得し、適切な価格設定かを確認しましょう。

見積の注意点

中には現地調査必須の業者があります。

電話ではおおよその金額提示で現地調査時に正式見積を提示の場合、一部の業者では現地調査費として出張料金が発生しますのでご注意ください。

スタッフの教育・研修制度を確認

業者がスタッフの教育やトレーニングに力を入れているかを確認しましょう。

スタッフの資格や専門知識の有無、安全対策やプライバシー保護に関する方針など、信頼性の高い業者を選びます。

また、自社スタッフなのか下請けに依頼するのかも重要です。

できれば自社スタッフで施工してくれるところを選びましょう。

サービス・対応を確認

業者のカスタマーサービスや現地調査時の丁寧な対応やレスポンスが良いか?

要望や質問に対する適切なアドバイスがあるか?

など、顧客とのコミュニケーションに問題ないか確認しておきましょう。

いい加減な対応がある場合、施工も適当になってしまうことがあります。

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ワックスがけの適切な頻度

床の汚れ具合や、使用したワックスの耐久年数によって異なります。

ワックスの耐久期間とは

耐久年数が1年の場合、ワックスの膜は1年間保ちますが、ツヤは1年保ちません。ワックスの種類にもよりますが、半年経過すると塗った当初に比べて光沢度が半分まで落ちるワックスもあります。

床にツヤがある状態を維持した良い場合は、1年耐久ワックスなら半年に1回を目安に使用するとよいでしょう。

業者にワックスがけを依頼する前のチェック事項

予算の設定と見積もりの取得

自分の予算に合わせて、複数の業者から見積もりを取得し比較しましょう。

サービス内容と保証についての確認

業者が提供する具体的なサービス内容や保証について事前に確認し、不明な点を解消しましょう。

信頼できる業者の選択

口コミや評価、業者の実績などを考慮して、信頼できるハウスクリーニング業者を選ぶことが重要です。

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業者に依頼するか自分でやるか再度考えてみる

ワックスがけを業者に依頼すると高品質な仕上がりや専門知識の提供、省力化や時間節約が期待できます。

ハウスクリーニング業者に依頼するメリット・デメリットをまとめると

メリット
デメリット
  • 仕上がりがキレイ
  • 塗り方やメンテナンス方法を教えてくれる
  • 手間と時間がかからない
  • 手間のかかる床洗浄・剥離作業しなくてよい
  • 費用がかかる
  • 別途費用が必要
  • 他人が家に入る
  • 作業日時の調整が必要
  • 選べるワックスの種類が少ない・又はない

一方、追加費用や作業日程の調整が必要であり、信頼できる業者の選択が重要です。

「初めてで失敗するかもしれない」と不安な方や、時間がなくて忙しい方はハウスクリーニング業者を活用してみてください。

ワックスがけは難しくありませんので、初心者の方でも1度おこなえばすぐに慣れます。

普段のワックスがけは自分で実施し、大変な剥離作業を業者に依頼する方法がおすすめです。

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この記事を書いた人

フローリングワックスのマニア。これまでに使用したワックス関連品は100種類以上。ワックスの塗り方・剥がし方、商品の性能・特徴などを忖度なしで紹介。

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