日本で一番売れているリンレイオールと一緒?と思うほど、パッケージが似ているコーナンのプライベート商品です。
黄色のボトルに赤のキャップは遠目から見るとリンレイオールそのもので、買い間違われる方も多いのではないでしょうか?
調べてみると、耐久期間や成分・使える床なども同じで違いがあるのか?実際に使ってみました。
- 耐久期間は6ケ月
- リンレイオールより安い
- 容量は700mlのみ
実際に使ってみると、リンレイオールとほぼ同じ効果が得られました。
1㎡あたり約7円とコスパがいいです。
中身はリンレイオールと同じ?じゃないかと思う程でした。
- とにかく安く済ませたい方
- 広い面積に塗りたい方
- コスパがいいワックスを選びたい方
光沢度・耐久期間・滑り止め性能など、リンレイオールと全く同じでした。
メーカーのワックスじゃないのはちょっと不安だけど、リンレイオールと同じ効果ならこっちのワックスの方がコスパがいいかも。
リンレイオールとの大きな違いは、UV塗装面に「塗れるか・塗れないか」です。コーナンの床用樹脂ワックスはUV塗装面に塗れません。密着不良を起こす場合があり、キレイに塗れません。
コーナン床用樹脂ワックスの特徴
どんなワックスなのか?簡単にまとめると
コーナン床用樹脂ワックスのメリット・デメリット
写真は重ね塗り(3回)の比較です。左側は塗っていません。
- 1㎡あたり約7円と、コスパが良い
- アクリル樹脂で初心者でも失敗しにくい
- 水やペットの尿に弱い
- 耐久期間は6ケ月とやや短め
- ワックスを塗った後の匂いが強め
塗り終わった後は、ワックス臭があるため換気を2~3時間おこなえば匂いが取れます。
商品の詳細(耐久期間・使えるところ)
商品名 | コーナン床用樹脂ワックス |
---|---|
容量 | 700ml |
使える面積 | 約40畳 |
成分 | 合成樹脂(アクリル樹脂樹脂)、水 |
使える素材 | フローリング床(表面加工された床) ビニール製の床 |
使えない素材 | 油加工の床(オイルステイン・ロウ仕上げ) 塗装されていない床・ウルシ等特殊な床 ロウタイプのワックスが塗られた床 土足で歩く床、石床 |
光沢度 | |
耐久期間 | 6ケ月 |
滑りにくさ | |
使いやすさ | |
価格 | 492円(楽天価格) |
リンク |
Amazon
楽天 Yahoo |
パッケージには記載されていませんが、UV塗装(UVコーティング)や床暖房にも使用できました。
床暖房の床に塗る場合は、電源を切って表面が冷たくなってから使用しないと塗りムラができます。
フロアコーティングの一種で、一般的なワックスでは密着性が悪く部分的に剥がれることがあります。
【レビュー】コーナン床用樹脂ワックスを試した感想
使いやすさ
注ぎ口の形状とワックス液の様子です。
キャップ部分はシンプルで注ぎやすいですが、ワックスを出し終わってボトルを立てる際に、ふちに沿って漏れやすいです。
液体は乳白色で、アクリル樹脂と水で作られていることもありサラサラです。
初心者でも塗りムラになりにくくて、使いやすいです。
塗った際にうっすらと白くなる原因は、ワックスの膜が厚くなったことで起きます。乾く前に上から数回塗り直して厚みを整えることで対処できます。
光沢度は「71点」使用前後で比較(3回塗り)
塗っていない場合(左)と、3回塗った場合(右)の比較です。※あえて光の反射が弱い角度で撮影しています。
ボトル本体の下側部分の影が反射しました。
下記は光の反射が良い角度で撮影した写真です。
光の反射が良い場合は分かりやすいです。ワックスの中での光沢度は「中の上」です。
木の質感が残る、落ち着いた感じの光沢です。
塗る前の写真
コーナン床用樹脂ワックスを塗って1回目の使用前後
右側を1回塗って乾いた後の写真になります。
一回塗るだけでうっすらと反射しています。
コーナン床用樹脂ワックスを塗って2回目の使用前後
一回目以上に、反射したボトルの輪郭がはっきりしています。
コーナン床用樹脂ワックスを塗ると「やや滑りにくくなる」
板を傾けて、黒いスポンジが滑り始めた角度が何度になるか?検証しました。
何も塗っていない面は27度の角度で滑り始めます。対して、3回重ね塗りした面は34度で滑りました。
回数ごとの滑り始めた角度は以下のようになりました。
- 塗っていない状態→27度
- 1回目塗った後→32度
- 2回目塗った後→33度
- 3回目塗った後→34度
コーナン床用樹脂ワックスの使い方(塗り方)
初めてワックス塗る(2度塗り)場合の5ステップです。
ウエットシートでの掃除後は完全に乾燥するまで待ちます。乾燥する前に塗ると、洗浄成分により塗りムラが出来てしまいます。
部屋の端から、木目に沿ってワックスを塗ります。
塗る際は、専用のモップが塗りやすく、1回で塗れる範囲も広いので作業効率も上がります。ワックスを注ぐ専用のトレーも便利です。
塗り漏れがあった場合は乾燥するまで待ち、2回目の時に塗ります。
季節や天候によって乾燥時間が変わります。
1回目に塗った時と同様に再度塗ります。
3回以降になると、塗る感覚が変わってきます。1,2回目と比べワイパーの抵抗が無くなり軽く感じます。
リンレイオールとコーナン床用樹脂ワックスを比較
主に3点を比較しました。
- 価格はどちらがお買い得か?
- 性能(光沢度・滑りにくさ・耐久期間・塗れる床)
- 使いやすさ
価格・性能はどちらがお買い得か?
1㎡あたりの単価が0.6円の差がありました。
商品 | 性能 | 塗れる床 | 価格 | 1㎡あたり単価 | 使いやすさ |
---|---|---|---|---|---|
コーナン 床用樹脂ワックス700ml | 光沢度は100点満点中、65点 滑り止め性能(調べた角度) 1回目、32度 2回目、33度 3回目、34度 | フローリング床 ビニール床 UV塗装床 ワックスフリー床 (床暖房対応) | 492円 (楽天) | 7円 | |
リンレイオール1L | 光沢度は100点満点中、65点 滑り止め性能(調べた角度) 1回目、32度 2回目、33度 3回目、34度 | フローリング床 ビニール床 UV塗装床 ワックスフリー床 (床暖房対応) | 637円 (Amazon) | 6.4円 |
リンレイオール1Lが700円以上で販売されている場合は、コーナン床用樹脂ワックスの方がおすすめです。
ちなみにオール500mlの場合、2023年2月14日時点では税込527円(1㎡あたり約10.5円)なのでコーナンのワックスが安いです。
下記は商品の裏書です。記載内容はほぼ同じです。
- ノンワックス床、ワックスフリー床
- シックハウス
- 床暖房
以上の3つに対応しているかの違いでした。
使いやすさ
オールの方が若干使いやすい(手に付きにくい)です。
下記はキャップ部分の比較です。
オールの場合はキャップのふちが囲まれているのに対し、コーナン床用樹脂ワックスはふちが無く、シンプルな形です。
そのため、ワックスを注ぎ終わった後にキャップのふちから垂れやすく、手に付くことがあります。
まとめ:コスパが良く、初心者にも使いやすい
デメリットはややワックス臭が残りやすいため、塗った後に2~3時間換気すれば気にならなくなります。
安価なワックスの中でも光沢度は高く、コスパがいいです。
特徴は
- フローリングやクッションフロアに使える
- 床暖房やUV塗装・ワックスフリー床に使える
- 1㎡あたり約7円と安い
- アクリル樹脂と水で作られており、塗りやすい
1Lサイズならリンレイオールの方がコスパがいいですが、1L以下の容量ならコーナン床用樹脂ワックスがお買い得です。