未晒し蜜ロウワックスを塗ると、無垢材でも撥水性抜群に変わる!

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表面塗装されていない無垢の木は、水を吸収しやすいため手入れを怠るとカビが生えたり、水に濡れると木が反ってしまうこともあります。

無垢材の床・テーブル・DIYで作った棚など、日光で木がヤケたり、染み込んだ汚れが取れなかったり…

ロウワックスを塗ると木の質感、素材の良さを損なわずにキレイな状態を保つだけでなく、ツヤが出て上品に見えるようになります。

筆者のプロフィール

これまでに100種類以上の床ワックスに関するアイテムを使ってきたマニア。使い方や商品の違いなど、初心者の方にも分かりやすく解説しています。ワックスに関する知識は日本一かも?

本記事で使用した「未晒し蜜ロウ(みざらしみつろう)ワックス」は天然成分だけで作られており、木の食器にも使用できるほど体に害のない安全なワックスです。

実際にホームセンターで購入したパイン材(無垢材)のテーブルに塗った際の、撥水効果や使用感などをご紹介します。

目次

未晒し蜜ロウワックスの特徴「Aタイプ・Cタイプの違い」

基本的に成分は同じですが2種類のタイプがあります。

下記は各タイプをまとめた表です。

商品名未晒し蜜ロウワックス

Aタイプ
未晒し蜜ロウワックス

Cタイプ
容量100ml・300ml
1L・4L・18L
300ml
1L・4L・18L
塗れる面積
(1Lの場合)
約40〜54.8畳分
(70〜100㎡)
約40〜54.8畳分
(70〜100㎡)
ワックスの形状固形
(バターのような硬さ)
ペースト状
(マーガリンのような硬さ)
適した素材無垢材・集成材・べニア
合板・コルクタイル
無垢材・集成材
使えない素材樹脂ワックスなどの
化学塗料の上には塗れない
樹脂ワックスなどの
化学塗料の上には塗れない
価格
(1Lの場合)
税込8,680円(Amazon価格)税込8,680円(Amazon価格)
リンク Amazon
楽天
Yahoo
Amazon
楽天
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※今回使用したものです。Cタイプの場合、コルクには使用できません。

主な違いは、固形か?ペースト状か?です。

Aタイプ(固形)の方が使用できる材質が多く、100mlから販売されています。

本記事ではAタイプを使用しています。

100mlのAタイプで約7~10㎡分使えるので、テーブルや家具だけなら十分な量です。

リビングの床などの使用範囲が広い場合は300ml以上の容量で、塗り広げやすいCタイプ(ペースト状)がおすすめです。

未晒し蜜ロウワックスの良い点・悪い点

それぞれの点をまとめると、価格と手間を除いてメリットしかありません。

良い点
悪い点
  • 撥水効果が高い
  • 肌触りがよくなる
  • 汚れが付きにくく、落としやすい
  • 掃除がラクになる(拭き取りやすい)
  • 天然成分なので赤ちゃんやペットに優しい
  • 家具や木の食器にも使える
  • 無垢材以外に、コルクにも使える(Aタイプのみ)
  • 量の割にやや高価(ロウワックス全般)
  • 塗った後は乾いた布でから拭きが必要

原料はエゴマ油と蜜ロウ(無漂白)のもので作られています。

有機溶剤・乾燥剤などは使用されていない「天然もの」です。

また、製品の安全データを開示しており信用性が高いです。

安全データは以下で確認できます。

安全データを取得・開示しているワックスメーカーは少ない中、3つの法人で確認されているのは素晴らしいです。

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未晒し蜜蠟ワックスの使い方

STEP
食器用スポンジなどでロウワックスをこすり取る

固まっているロウは一度こすり取った程度ではほとんど付かないため、ぐるぐる円を描きながらこすり取るとスポンジにしっかり付きます。

又はスプーンなどの先の硬いものですくい取り、スポンジに付けます。

ウエスなどの薄い布は使いにくいです。

STEP
木に付けて塗り広げる

均等になるように広げていきます。食器用スポンジよりやや固めの物が塗りやすいです。

専用のスポンジがおすすめです。

表面がベタっとするくらい塗りすぎると、後のから拭きが大変なのでほどほどに。

STEP
スポンジで塗り広げたら乾いた布でしっかり拭き取る

表面がサラサラになるまでしっかりと拭き取ります。最初に塗りすぎると拭き取りが大変です。

STEP
から拭き後は乾燥させる

完全に乾燥するまで半日~1日程度かかります。

乾燥中はなるべく物を上に置いたり、歩かないようにします。

引用:小川耕太郎がレクチャーする!未晒し蜜ロウワックスの塗り方
引用:小川耕太郎∞百合子社がレクチャーする蜜ロウワックス塗り方

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未晒し蜜ロウワックスをテーブルに塗ったら撥水性抜群に!

下の写真はホームセンターで購入したパイン材(無垢材)で作ったテーブルです。

物がゴチャゴチャあり、すいません。

今回使用したのはAちら、100mlのAタイプです。

Amazonで(スポンジセット)購入。

ホームセンターには全然取り扱いが無く、Amazonで購入しました。

Amazonにはスポンジ付きや、様々な容量を種類豊富に取り扱っています。

本体の缶には透明のバンドで、使い方やメンテナンス方法が書かれた冊子が付いています。

塗り方のコツなど裏表に表記されています。

蓋を開け中身を見ると、硬さや色合いもバターに近いロウが入っています。

野球経験者の方はご存じだと思いますが、グローブに塗るドロースに近いです。

鼻にツーンとは来ないが、ロウ独特の香り。

下記は1度塗って、乾拭き前後の写真です。

左が無塗布、右が1回塗った面

使用すると木の色がやや濃くなります。

使用前後(1回塗りで比較)

マスキングテープの左側が塗っていない面です。

浸透が早く、サラッとしているので木はべた付きません。

塗ってから約10時間後の状態です。

朝に撮影したのでやや明るいですが、色合いが若干濃くなっているのが分かります。

また、塗っていない面と比べて手触りがよくなりました。

ザラザラしていた感じからサラサラになりました。

使用前後(2回塗りで比較)

1回目と2回目を比べると、見た目の大きな違いは特になしです。

手触りは1回目よりさらにサラサラになります。

2回目はロウの消費が少なく済みます。

1度塗っているため、少ない量で広い範囲に塗れます。

下記は無塗布・1回目・2回目で比べたものです。

1回塗りでも十分な撥水効果

何も塗っていない無垢材に水を垂らすと、数秒で染み込み表面の水分が吸収されて無くなります。

水を垂らした直後
数十秒後に拭き取った状態

カビの発生や、反りの原因になります。

下記は1回塗った後の部分に水をかけた状態です。

水を垂らした直後
数十秒後に拭き取った状態

塗っていない状態と比べると全然違います。ただし1回塗りは完璧に撥水するわけではありません。

写真では分かりづらいですが、肉眼で見ると1回塗った状態では若干の染み込みはありました。

2回塗った後は水がコロコロと弾く

撥水効果を求める場合は、2回目塗りがおすすめです。

水を垂らした直後
1分間放置して拭き取った状態

数分放置していても水を吸収することなく、表面で玉になって残ったままでした。

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未晒し蜜ロウワックスの乾燥時間はどのくらい?

目安は半日~1日です。

天候によって変わりますので、雨の日や梅雨時期などは2日かかることもあります。

今回使用したのは9月の晴れの日だったため、乾燥までの日数は約半日程度でした。

塗って1~2時間後は表面は乾いたように見えますが、完全に乾いていないため半日待つことをおすすめします。

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【口コミ】未晒し蜜ロウワックスを使った人の評価は?

スクロールできます

X(旧:Twitter)を見ると良い評価ばかりでした。

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未晒し蜜ロウワックスは一部のホームセンターで購入可能

近隣のホームセンターで探したところ取扱っている店はなくAmazonで購入しましたが、後日扱っているホームセンターをいくつか発見しました。

扱いのあるホームセンター
  • ジョイフル本田
  • コメリ
  • 東急ハンズ

※全ての店舗で扱っているわけではなさそうです。大きな店舗なら扱っている可能性大です。

尚、扱いのあるタイプはAタイプの100ml・300ml・1Lの3種類程度です。

見落としてるかもしれませんが、扱いの無かったホームセンターも参考までに…

  • カインズ
  • DCM
  • ビバホーム
  • 島忠ホームズ

缶の裏に記載している製造番号の確認ください。(例)202204D→2022年4月製造
製造年月より未開封は4年、開封後は2年を目安とされています。

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撥水性抜群で安全性も高い。小物類やテーブルにおすすめ。

未晒し蜜ロウ(みざらしみつろう)ワックスのメリットをまとめると

  1. 天然成分で作られており、赤ちゃんやペットに優しい
  2. 撥水効果が高い
  3. 肌触りがよくなる
  4. フローリング以外にもや家具や木の食器にも使える
  5. 掃除がラクになる(拭き取りやすい)
  6. 無垢材以外に、コルクにも使える(Aタイプのみ)
  7. 素材本来の風合い・良さが残る

ペンキやステインなどの他の塗料では得られないメリットがあります。

若干濡れたように色が濃くなりますが、見栄えはほとんど変わりません。

使用することで素材が長持ちしますので、是非ご使用してみてください。

使用後はメンテンナス品もおすすめです。

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この記事を書いた人

フローリングワックスのマニア。これまでに使用したワックス関連品は100種類以上。ワックスの塗り方・剥がし方、商品の性能・特徴などを忖度なしで紹介。

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