フロアコーティング並みの性能でキズに強い!ラグロンのおすすめワックス10選

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一般的なフローリングワックスの被膜の固さは、鉛筆の芯でいうと2B~2Hです。

対してラグロンのワックスは4Hの固さがあり、中グレードのフロアコーティングに匹敵するほどの強度があります。

コーティング膜の表面が硬いほど、スリキズに強く床材を保護してくれます。

フロアコーティングは数十万と高級なコーティング方法ですが、ラグロンのワックスなら10分の1の費用で可能です。

筆者のプロフィール

これまでに100種類以上の床ワックスに関するアイテムを使ってきたマニア。使い方や商品の違いなど、初心者の方にも分かりやすく解説しています。ワックスに関する知識は日本一かも?

ただしコストを抑えれる反面、デメリットもあります。

この記事ではラグロンのワックスの特徴やデメリット、フロアコーティングと何が違うのか?

どんな種類があるのか?解説していきます。

この記事で分かること
  • フロアコーティングの替わりになるのか?
  • ラグロンのワックスの特徴
  • ラグロンのデメリット
  • ラグロンのおすすめワックス

最も性能の優れた、おすすめのワックスはウッディブライトです。

目次

ラグロンのワックスの特徴(被膜が硬い)

一般家庭用の床ワックスや、掃除用の洗剤を製造販売しているメーカーです。

グループ会社のリスロン(株)では官公庁や鉄道・インフラ交通・商業施設などへ洗浄剤やコート剤などの化学剤の製造販売をおこなっています。リスロン(株)

ラグロンのワックスが購入できるところ

実店舗では販売している企業が少ないです。(東急ハンズやエンチョー(静岡にあるホームセンター)DCMなど

ラグロンのワックスの特徴は、ワックスの被膜が硬い(土足に対応できる硬さ)ことです。

一般的なワックスやフロアコーティングとの被膜の硬さを下記の表で比較しました。

保護剤のタイプ費用被膜の硬さ耐キズ性
ラグロンのワックス約1万5千円4H
一般的な床ワックス1,000円~1万円2B~2H
ウレタンコーティング
(低グレード)
10万前後2H~3H
シリコンコーティング
(中グレード)
20万前後4H~5H
ガラス・UVコーティング
(高グレード)
40万前後6H以上
費用:一般的な戸建てにおこなう場合の金額

ラグロンのワックスは4Hと硬く、安価なフロアコーティング以上の性能があります。

中グレードのシリコンコーティングと同等の硬さです。

ラグロンのワックスのデメリット

デメリットは2つあります。

  • 一般的なワックスより被膜が薄い
  • フロアコーティングに比べると耐久期間が短い

一般的なワックスよりも被膜が薄い

ラグロンのワックス被膜は一般的なワックスに比べると10分の1の薄さです。

一般的なワックス1~3μ(ミクロン)

ラグロンのワックス0.1μ(ミクロン)

ミクロンの単位:1μ=0.001mm

下記はフロアコーティングを含めた被膜の厚みになります。

被膜の種類被膜の厚み
フロアコーティング30μ(ミクロン)
0.03mm
一般的なワックス1~3μ(ミクロン)
0.001~0.003mm
ラグロンのワックス0.1(ミクロン)
0.0001mm
食卓用のラップ8~10μ(ミクロン)
0.008mm~0.01mm

そんなに薄くて大丈夫?と思うかもしれません。

薄い=弱いわけではないため、問題ありません。

例えばガラスコーティングの厚みは5μで一般的なワックスとほとんど変わりませんが耐久期間は20年もあります。

ガラスコーティングは薄い分、被膜は9H以上の硬さがあり非常に硬いです。

一般的なワックスの場合、理論上は10回塗ればフロアコーティング同等の厚みになります。

大事なのは厚みよりも硬さ

フロアコーティングに比べると耐久期間が短い

被膜の固さが同等のシリコンコーティングの場合、耐久期間は約10~15年です。

対してラグロンのワックスは2年と短いです。

ワックスの中では耐久期間は最長。

2年周期にワックスがけが必要なため、手間がかかります。

ラグロンのワックスとシリコンコーティングを比較図

また、10年以上の期間で考える場合、剥離が必要になります。

床ワックスを塗り重ねていくと、被膜の間に汚れが入り徐々に黒ずんできます。

場所にもよりますが、5~8回重ね塗りにつき1回の剥離が必要です。

剥離作業は2,000円程度で出来ますが、ワックスがけに比べると手間がかかり大変です。

剥離作業はハウスクリーニングの業者に依頼するのがおすすめ。

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ラグロンのワックスの種類

全体的に商品数は少ないですが、珍しいタイプのワックスなどがあります。

抗ウイルス効果のあるワックス

商品名の通り、抗ウイルス剤配合のワックスです。

一般的なワックスはアルコールにより変色(白化)しますが、安心ワックス抗ウイルスプラスは白化が起こりにくい仕様になっています。

参照:ラグロン公式HP

病院で使用される特殊なワックスと同様に、一般家庭用で唯一アルコール耐性があります。

コルク床用のワックス

樹脂タイプでは珍しいコルク用のワックスです。

一般的なコルク対応ワックスは表面加工されたものに限り使用できますが、ラグロンのコルク用樹脂ワックスは表面加工していないものにも対応しています。

表面加工がある場合は光沢は分かりやすいですが、表面加工がない場合はやや光沢度は下がります。

表面加工されたコルク床

表面加工されている場合、一般的なワックスも使用できます。※クッションフロア対応のワックスを選びください。フローリングにしか対応していない場合、表面が割れることがあります。

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ラグロンの全10種類のワックス

それぞれの種類をまとめました。

スクロールできます

クリスタード

ハイクリスタード

高光沢クリスタード

安心ワックス
抗ウイルスプラス

フローリングエコ

コルク床用
樹脂ワックス

ウッディブライト

フロアートップコート

白木床用
樹脂ワックス

バッキンガム
耐久年数1年2年1年6ヶ月1年1年2年2年1年6ヶ月
容量500ml / 1L / 2L500ml / 1L / 2L1L500ml / 1L1L500ml500ml / 1L / 2L500ml / 1L500ml / 1L500ml / 1L
使用場所フローリング
Pタイル
クッションフロア
フローリング
Pタイル
クッションフロア
フローリング
Pタイル
クッションフロア
フローリング
Pタイル
クッションフロア
フローリング
Pタイル
クッションフロア
コルク床フローリングフローリング白木床石床 / レンガ
コンクリート
耐久性
光沢度
耐水性
その他機能抗ウイルス効果シックハウス対応コルク床対応白木用石床用
おすすめ度
リンクチェックチェックチェックチェックチェックチェックチェックチェックチェックチェック
使用量の目安(500ml=約30畳 / 1L=約60畳 / 2L =約120畳)

耐久期間・光沢度ともに最高グレードの「ウッディブライト」

ワグロンのワックスで最も性能が高いワックスです。耐久年数は2年。光沢度も最高グレードです。

被膜が薄い分、さらさらで塗りやすいので、初心者の方でもキレイに塗ることができます。

塗布具ハンディタイプは1番塗りやすく、スペアもある

細かい部分の作業にはハンディモップがおすすめで、リンレイのハンディタイプのスポンジと比べると断然使いやすいです。

部屋全体を塗る際は大変なので、ワイパーで塗ることをおすすめしますが、部分的に塗る場合は塗りやすくて便利です。

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剥離剤の性能が高い

ラグロンの床ワックスは一般的なワックスと違い被膜が硬いので、剥離剤も強力です。

10~12倍に希釈して使います。

他メーカーとの違いは「剥がす力」

剥がす力が良いと作業時間と労力が違います。

何回も重ね塗りした床や、ワックスを塗ってから年数が経っている場合、原液タイプの剥離剤では剥がすまでに時間がかかります。

剥がす力が弱いと、同じ作業を2回おこなう必要もあります。

ラグロンの剥離剤は強力なので1回でしっかり取れます。

希釈可能!1本で一般的な剥離剤の5倍以上の面積を剥がせる

希釈するため、原液で使用するタイプに比べやや手間はかかりますが、その分剝がせる面積が広いです。

500mlで剥がせる面積を比較すると

原液のまま使用するタイプ約10㎡

ラグロンの剥離剤約55㎡(10倍希釈時)

強力な上に、使用できる面積は5倍以上です。

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床のキズを守るにはラグロンのワックスが一番おすすめ

床にキズを付けないために一番重要なのは、被膜の硬さです。

「ラグロンのワックス」は一般的なワックスの中では、キズから床材を守る性能は最も優れています。

硬度は4Hもあるのでフロアコーティングの替わりとしての性能は十分です。

デメリットは定期的に塗り重ねが必要なこと。剥離作業が必要なことです。

ワックスがけは慣れると6畳程度なら5分で塗り終わります。

剥離作業は慣れても時間がかかるため、ハウスクリーニングの業者に依頼するのがおすすめです。

ラグロンのおすすめワックス

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この記事を書いた人

フローリングワックスのマニア。これまでに使用したワックス関連品は100種類以上。ワックスの塗り方・剥がし方、商品の性能・特徴などを忖度なしで紹介。

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