床ワックスをやめる7つの理由。対策方法や代替案を紹介

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床ワックスは「床の保護」や「美しさ」を引き出すために利用される一般的な方法ですが、実際に床ワックスを塗ったものの、やめてしまったという人が多いです。

やめる理由によっては勿体ない場合もあるため、この記事では床ワックスがけをやめてしまう理由・代替案を紹介しています。

このような方に向けて書いています
  • 床ワックスがけを辞めようか迷っている方
  • 床ワックスがけに失敗した方
  • 床ワックスを使用するか迷っている方
筆者のプロフィール

これまでに100種類以上の床ワックスに関するアイテムを使ってきたマニア。使い方や商品の違いなど、初心者の方にも分かりやすく解説しています。ワックスに関する知識は日本一かも?

目次

床ワックスがけをやめる理由

ワックスがけを辞める理由の大半は①~③です。

  • 塗り忘れ(半年・1年に1回で忘れる)
  • 手間がかかってめんどくさい
  • ワックスを上手く塗れない・失敗した
  • 出費を減らしたい
  • 効果に不満がある
  • 安全面、健康や環境に疑問
  • 床の見た目が変わるため

辞める理由によっては代替案や対処方法で改善できます。

また知識不足が原因な場合もあります。

塗り忘れ(半年・1年に1回で忘れる)

バタバタして忙しくて中々作業できなかったり、後回しにして1年が経過したなど。

途中で辞めてしまう原因の大半です。

塗り忘れる原因

耐久期間はワックスの種類によって様々ですが、一般的には半年~1年のタイプが最も多いです。

中には2年耐久の商品もあり、次の使用時までの期間が長く忘れやすいことが原因です。

塗り忘れ対策

1度塗り忘れるとそのまま終わってしまうことが多々あるため、あらかじめワックスを塗る時期を決めておくといいです。

耐久年数が1年タイプのワックスの場合なら、年末がベストのタイミングです。

年末の大掃除と一緒にやることで新年をキレイな状態で迎えれることと、12月はワックスの最需要期なのでホームセンターなどではお掃除コーナーなどの目立つ位置に陳列されています。

また、耐久年数が半年タイプの場合は年末と梅雨明けのタイミングがおすすめです。

手間がかかってめんどくさい

完璧にやろうとしなければ、案外手間はかかりません。

作業時間10分で終わり。のようなことも可能です。

手間がかかる理由

無垢材の床の場合はロウタイプのワックスを使用するため、塗り広げて乾いた布で拭き取る作業もあり労力がかかります。

対して一般的なフローリングには樹脂ワックスを使用しますが、家具や家電を移動し床の汚れを取り除いてから作業します。

どちらも1日がかりの作業になるため、手間がかかり辞めてしまう方が多いです。

手間をかけない方法

フローリングに使用する樹脂ワックスの場合、効率的にやる・シートやスプレータイプを使用することで手間をかけずにワックス効果を得られます。

シートタイプ・スプレータイプのワックスは汚れを落としながらワックス効果を発揮するため、普段の床掃除で手軽にできます。

※一部、ワックス効果のみの本格的なシートもある

ワックスシートにはメーカー品の他、ドラッグストアなどのプライベートブランド品があります。

プライベートブランド品は価格は安いものの、シートが薄く使える範囲が狭いです。

ワックス効果も弱いため、値段は少し上がりますがワックスメーカーの物がおすすめです。

プライベートブランド品はワックス効果がほとんどない

スプレータイプのワックスも同様ですので、部分的に使用する場合など使い分けするといいでしょう。

シートやスプレータイプ以外の本格的なワックスの場合には、耐久期間の長いもの(最長で2年)を選ぶことで塗る頻度を減らせます。

また作業時には家具や家電は動かさずに放置したままワックスがけをするのも1つの手です。

普段歩く部分さえワックスが塗られているのであれば、床の保護ができます。

動かすことがない家電や家具に面した床は汚れることがないのでそのままにしておけば、作業は床掃除と塗るだけで済みます。

作業も就寝前に塗っておくと朝には乾いているので乾燥を待つ必要がありません。

それでも面倒だと感じる方には

床ワックスよりも効果が高い、フロアコーティングがおすすめです。

初期費用は高いですが10年以上、床ワックスを使い続けることを考えればコスパがいいのでおすすめです。

ワックスを上手く塗れない・失敗した

ありがちなのが専用の道具を使わずに、家にあるものでワックスを塗ろうとすることです。

ぞうきんや要らなくなったタオルなどはおすすめしない。

樹脂により床の表面をコーティングし膜を作るため、専用の道具を使っても少しコツが要ります(難しくはない)

ぞうきんなど、専用の道具以外を使用するとプロでもキレイに塗ることができないことがあるため、素人がやると塗りムラが出やすく失敗します。

自宅に掃除用のワイパーがあれば専用のシート、またはモップだけでも完成度が違います。

コストを抑えたいならモップがおすすめ。

塗ったことが無い方でもキレイに塗る方法は下記の記事でまとめています。

出費を減らしたい

性能が良く耐久期間の長いワックス(2年耐久)の場合、1本5,000円前後と高価なものもあります。

作業負担を含め、長期的に使用する場合を考えると2年耐久のものがベストですが、初めてなのでお試しとして使ってみたい方には高価に感じるかと思います。

そこでおすすめなのが、ワックス効果のみのシートワックスです。

500円以内で購入できるものがあり、初心者でも使いやすいのでおすすめです。

耐久期間は4ケ月

こちらは耐久期間8ケ月で使い方は同じ。

ワックスシートの大半は汚れを落としながらワックス効果が得られますが、本格的な液体タイプ(ボトルに入ったもの)に比べて効果が弱いです。

汚れを落とす効果のシートではないものを選ぶこと

効果に不満がある

1度塗ってみて効果に満足できないと感じる方もいます。

例えば

  • 効果が持続しない
  • 床の滑りや汚れが気になる
  • 思っていたものと違う

など、不満に感じることもあります。

理由の多くは「目的に合わない間違った商品を使っている」ことや、「正しい使い方ができていない」ことがほとんどです。

また目的に合わせたワックスを選ぶことで大抵は解決します。

床をピカピカにしたいのか?滑りにくくしたいのか?など

ワックスを選ぶ前提として知っておくべきことを下記の記事にてまとめています。

効果が弱い、スプレーやシート(汚れを取るタイプ)ワックスは物足りないと感じる方も多いはずです。

やり方も正しい、2回塗っている。選び方も間違ってはいない。

そう感じる方には、床ワックスではなくフロアコーティングがおすすめです。

UVコーティングやガラスコーティングなら圧倒的な耐久期間と保護膜(強度)なので満足できます。

失敗しない・正しいワックスがけをおこなうために、初心者の方は一度ハウスクリーニングの業者に依頼し、プロの作業工程を見て学ぶのもありです。

安全面、健康や環境に疑問

床ワックスに含まれている成分に対して、アレルギーや健康面に影響が出ないか不安に感じる方もいます。

特定の成分に対して過敏症やアレルギー反応があった場合やめた方もいると思います。

代表的なものはシックハウス症候群。

自身や家族の健康が気になる場合には天然由来の成分のみで作られたワックスがあります。

また環境への意識が高まる中で床ワックスの成分や廃棄物処理が環境に悪いと考え、おこめのとぎ汁などの代替案やメンテナンス方法に切り替える方もいます。

天然成分由来のものなら環境にも優しく安全です。

ワックスの廃棄物処理は各自治体によって異なりますが、使用しなくなったワックスは新聞紙に染み込ませて燃えるゴミとして扱われる地域が多いです。

ちなみにお米のとぎ汁には期待できるほどのワックス効果はありませんのでご注意ください。

床の見た目が変わるため

床ワックスを使用すると床の光沢(ツヤ)を出すことができますが、自分の好みに合わない(ツヤが物足りない・ツヤは不要など)場合もあります。

つやが不要な方には「ツヤ無しタイプのワックス」がおすすめです。

また無垢材などの自然な質感や木目を残したい(全く変えたくない)という方にはワックスは不向きです。一般的に無垢材にはロウタイプのワックスを使用しますが、使用するとやや濡れたように色合いが濃くなります。

見た目を大きく替えずにワックス効果により素材を痛めることなく保護できる天然由来のワックスもあります。

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まとめ:「フローリングワックスをやめる理由」

フローリングワックスをやめる理由をまとめると以下の7つになります。

  • 塗り忘れ(半年・1年に1回で忘れる)
  • 手間がかかってめんどくさい
  • ワックスを上手く塗れない・失敗した
  • 出費を減らしたい
  • 効果に不満がある
  • 安全面、健康や環境に疑問
  • 床の見た目が変わるため

床ワックスを使ってどうしたいのか?使い方・選び方は合っているのか?

個人の価値観や状況によって異なりますが、効果不満や手間削減、環境意識、健康への懸念、見た目の優先、疑問や経済的要因と理由は様々です。

最適な床のメンテナンス方法は床ワックスなのか、フロアコーティングなのか?

目的に合わせて選ぶことが大切です。

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この記事を書いた人

フローリングワックスのマニア。これまでに使用したワックス関連品は100種類以上。ワックスの塗り方・剥がし方、商品の性能・特徴などを忖度なしで紹介。

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